1号線から始まる明日

今を生きて、そして明日も生きていこう。

勉強するのと身につくのとはべつもの(お前なぁんか勘違いしとりゃせんか?)

1号線と申します。

 

さて、「勉強するのと身につくのとはべつもの」という今回のお題ですが、ようはその今やっている勉強って、本当に目的を達成するために意味があることなのか?

ということです。

 

『俺、シス単を3周するぜ。もう決めたんだ、絶対に最後までやり切るんだって…。』(シス単システム英単語の略。大学へ進学しようと思っている人なら知らない人はいない、というくらい有名な英単語帳。このシス単のボロボロ具合で、その人の学力がおおよそ推定できるとみんな思っている。)

なんてことを急に宣言する人、周りにいませんか?

それを成し遂げたあとには英語の学力がぐんと伸び、自信に満ちてキラッキラに輝いている自分を想像しながら。シス単をやり遂げたあとの自分はどうなっていると思いますか?ーまぶしくて見えない。

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しかし現実はあまりに単調な単語のられつに嫌気がさし、しまいに単語をながめてページをめくるという単なる作業になってしまう。

やっとのことで3周終わったけど、英文を読んでいると意味の分からない英単語がワンサカワンサカ。あれ?シス単3周やったのに、ぜんぜん覚えてねーじゃん。もうやめた。オイラ、やっぱりバカだったんだわ。勉強むいてねーんだわ。

 

切ない話です。似たような経験をされた方、僕の勝手な想像ですがけっこういらっしゃるんじゃないでしょうか。 

なにを隠そうこの話は高校生時代の私、1号線のことであります。

 

勉強についてはわりと辛酸をなめてきた1号線が、その経験をいかして(?)効果的な勉強方法について書いていきたいと思います。

受験勉強をがんばっている人、テスト勉強に追われている人、何かの資格を取ろうとしている人-つまり、勉強して正確な知識や考え方を身につけようとしている人へ。

これを読めば勉強についての見方がガラリと変わる!!

かもしれません。

 

 僕(1号線)の略歴

学校の成績についてです。

小学校:5段階評価だとだいたい成績表の平均は3ぐらい。5はとった記憶がない。

 

中学校:勉強すること、そして学校生活を送ることの意味を失い、無気力状態におちいる。3年間で半分は学校に行っていない。不登校から脱出して付き合った彼女がすごく勉強のできる子であったため、同じ高校に行きたいと思い猛勉強して五木の模擬試験で偏差値はなんとか50前後から60前後にあがる。※1

 

高校:高1の途中から勉強することの意味を失う。高2の冬から急に医学部に行きたいと思い、ふたたび勉強を始める。しかし成績はなかなか上がらず浪人が決まる。

 

1浪:夏明けから体調を崩して2ヶ月の間予備校を休む。そのときに医学部合格は絶望的に。

 

2浪:なんとかコツコツ勉強を続けることができて、医学部に合格する。そのときの偏差値は数学以外は70を超えていた。数学は67ぐらいだったと思う。

 

とまあ、ざっとこんな感じです。2浪目で勉強のコツをつかんで成績を上げることができました(それでもすごーくしんどかったです…。あまり思い出したくない)。

 

※1 偏差値とは、全体のなかで自分がどの位置にいるのかということを示す数値です。偏差値50だとそのテストを受けた人の中でちょうど真ん中の学力がありますということ。偏差値が70を超えると医学部以外ならだいたいどこの大学でも合格することができる、というイメージで大丈夫だと思います。

 

目的は常に意識していなければならない

 ここではどう勉強していったらよいかということを述べていきたいと思います。

なかなか自分が思っている成果を出せずにいる人は、一度その勉強は本当に成果をだすために行っているか、ということを自分に問いかけてみてほしいのです。

 

 英単語帳を3周すると宣言した人について考えてみましょう。

彼は英語の学力を伸ばしたいと思っているとは思うのですが、冷静にみてみると実はこれ「英単語帳を3周する」ということが目的になっているのです。

英語ができるようになる、という目的からは離れてしまっているのです。

 

ここがポイントです。つまり問題集を解いていくにしろ、教科書の大事なところに蛍光マーカーで色をつけるにしろ、それは本当に自分の理解や知識を深めることにつながっているのか?

こういうことを常に意識してほしいのです。

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なんとなく問題を解いて、そして答えをみて正解しているか間違っているかで一喜一憂する。

問題集にのっている問題を解くことが、あなたの目的ですか?

その科目の試験で良い結果を残すことが目的だと今一度思い出してください。

 

すると同じ問題を解くにも、そのプロセスが違ってきます。

問題を解く→どの知識、どういう考え方が自分には不足しているかを確認する→答えをみる→その問題の解説を熟読する→以前に似たような考え方をする問題を解かなかったか?→その問題をざっと見直す→必要と感じればその類題をもう一度解く

まあこれはほんの一例ですが、単に問題を解いて答えをみるということとは大きく異なると思います。

 

これはなんだか遠回りしている気がする人もいるかと思います。

しかし、いくらたくさん問題を解いたって、全く同じ問題が本番の試験で出るとは限らないわけですから(このような勉強をしている人は、本番で全く同じ問題が出ても完璧に答えることができるとは限りません。その問題の根幹部分を理解していないからです。僕にも身に覚えが…。)