1号線から始まる明日

今を生きて、そして明日も生きていこう。

酒をやめるという選択-酒をやめたら頭がよくなった

みなさん、お酒のんでますか?

ビール、日本酒、焼酎、ワイン…

毎日飲んでいるという人も、たまにしか飲まないという人もいるでしょう。

 

僕は20歳からお酒を初めて、23歳でやめました。

今も変わらず、一滴たりとも飲んでいません。お酒は好きな方でしたが(特に日本酒)、もう飲みたいと思うことはありません。

 

 

お酒は最も身近な依存物質

麻薬や覚醒剤などは法律で禁止されていますので、普通はやりませんよね。

 

僕は昔、マウスに覚醒剤を投与してその行動を観察するという実習をやりました。

 

覚醒剤を投与していないマウスは、餌を食べたり睡眠をとったりと、落ち着いた行動が見られました。

 

一方、覚醒剤を投与したマウスは常同行動といって、ゲージの中をひたすら走り回ったり、血が出るまで皮膚をかきむしったりするような行動をひたすら続けていました。

 

このような行動を見ると、覚せい剤がいかに恐ろしいものかが実感できます。

 

しかし、ことに酒の話となるとみんなの抵抗感はほとんどありません。

初めてお酒を飲む時ぐらいは少し緊張しますが、もう酒を飲むのが習慣になっているという人は何の抵抗もないでしょう。

 

お酒も依存性があり、またひどいときには急性アルコール中毒などで死亡することもあります。

 

まあ、お酒を飲んでいる人のほうが寿命が長いという事実もありますから、百害あって一利なしというほどではないものの、それでもやはり断酒をすすめます。

 

 

酔ってなくてもはっきり見えないこの世界

酔っ払うと、いろんなことに対する認識がぼやけます。いま自分は何を思っているのか、自分の言動に対して他人はどう思っているのか。

何かにフォーカスを当てた場合、酒が入っているとその焦点はぶれます。

 

よく考えてみると、しらふの時でもなにかを勘違いすることはよくあります。

 

集合時間を一時間まちがえて相手をかなり待たせてしまった。

あの人が怒っている理由はあれだこれだといろんな妄想を膨らましていたが、実は自分が大したことはないと思っていたことが原因だった。

商品を買ったのにその品物を店においていこうとした。

 

酒がまわっていなくてもいろんなことを見誤ったり、トンチンカンなことをするのに、わざわざお酒をのんでそれに拍車をかけるのはもう嫌だなあと思いました。

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何を目指して生きていけば良いのかわからないこの世界で、ちょっとでもいろんなことをはっきりさせるために断酒する。

 

お酒を飲むということは、認識をぼやけさせようとする行為ですから、そこから離れるといろんなことがはっきり見えてきます。

 

僕は断酒して1年以上経過していますが、酒を飲んでいたときと比べると頭がシャキッとしています。決断力もついて、何かを考えるときも同じことをグルグルと考えることはなくなり、スパっと答えが見えるようになりました。

 

みなさんも、お酒から離れてみて頭のなかの霧がはれた世界を体感してみてください。