1号線から始まる明日

今を生きて、そして明日も生きていこう。

現実世界からの逃避-ゼルダの伝説トワイライトプリンセスHDを買ったった

ここんところ、病院実習やバイトで休みがなかった。

 

春という僕にとっては最も恐ろしい季節がやってきたこともあって、ここ一週間はダラダラとした生活を送っていました。

 

春はなぜか毎年気分がひどく落ち込み、何をする気もおきません。

寝るしかないので、10時間でも12時間でもグーグー寝ます。

 

一年の疲れがどっとくる感じがして、この期間に十分に休んでおかないと体調をくずすのです。

 

さてそんな中、唯一やる気を出させてくれたのが

ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス HD」

です。

 

2016年3月10日に発売されたので、先日買ってきました。

 

これはハイラル王国がある光の世界に影の世界-トワイライト-が侵略してきて、旅の主人公リンクがもとあった光の世界を取り戻すという物語です。

 

10年前にWiiでやりましたねえ。

この光の世界とトワイライトの世界観が好きでしたね。それが10年の時を経て美しいグラフィックとなって戻ってきてくれるとは。

 

光の世界では自然豊かな、マイナスイオンが飛びまくっているような景色のなかを冒険します。

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こんなところでお昼寝なんかしたら、さぞ気持ちが良いんだろうなあ…。

人でごった返す花見なんかより、こういう静かなところで一人でいたほうがいいです。(ここ5年ぐらいお花見に行っていない男のヒガミではありませんよ。)

 

またトワイライトとよばれる黄昏(たそがれ)の世界は薄暗く、ネクラな僕にはとても居心地のいい世界であります。

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まあ、トワイライトの世界は一人でいるには少しこわいですけどね。

 

しかし、実に美しい。こんな世界に放り込まれたら、僕は一生出てこれませんよ。

もう現実世界には戻りたくないですね。

 

ゼルダシリーズは小学生のときからやっていますが、ダンジョンを攻略していくときのワクワク感は、昔に比べると少しなくなってきているかなと思います。

 

時のオカリナ」をやっているときなんか、本当にワクワク、ドキドキしていました。

闇の神殿なんて、もう怖くて怖くて…。

 

しかし今はそのような高揚感は薄れてきていますねえ。心がすさんできたのか、どうなのか。

 

このトワイライトプリンセスの神殿に出てくるボスが弱いということも関係しているんですかね(笑)

ダンジョンはとても広くそして美しく、エポナという馬でハイラル平原をかけ抜けていく爽快感はたまりませんけど。

 

まあ、歳をとって現実的になってきたということでしょう。この自分がいる世界をどう生きていくか。

でもたまにはこうしてゲームの世界に逃避するのも、ありなんじゃないですかね。

これによって、また明日からがんばろうと思えるわけですから。

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さて、また明日から病院実習をがんばって、空いた時間はゼルダをやりますか。

 

 

酒をやめるという選択-酒をやめたら頭がよくなった

みなさん、お酒のんでますか?

ビール、日本酒、焼酎、ワイン…

毎日飲んでいるという人も、たまにしか飲まないという人もいるでしょう。

 

僕は20歳からお酒を初めて、23歳でやめました。

今も変わらず、一滴たりとも飲んでいません。お酒は好きな方でしたが(特に日本酒)、もう飲みたいと思うことはありません。

 

 

お酒は最も身近な依存物質

麻薬や覚醒剤などは法律で禁止されていますので、普通はやりませんよね。

 

僕は昔、マウスに覚醒剤を投与してその行動を観察するという実習をやりました。

 

覚醒剤を投与していないマウスは、餌を食べたり睡眠をとったりと、落ち着いた行動が見られました。

 

一方、覚醒剤を投与したマウスは常同行動といって、ゲージの中をひたすら走り回ったり、血が出るまで皮膚をかきむしったりするような行動をひたすら続けていました。

 

このような行動を見ると、覚せい剤がいかに恐ろしいものかが実感できます。

 

しかし、ことに酒の話となるとみんなの抵抗感はほとんどありません。

初めてお酒を飲む時ぐらいは少し緊張しますが、もう酒を飲むのが習慣になっているという人は何の抵抗もないでしょう。

 

お酒も依存性があり、またひどいときには急性アルコール中毒などで死亡することもあります。

 

まあ、お酒を飲んでいる人のほうが寿命が長いという事実もありますから、百害あって一利なしというほどではないものの、それでもやはり断酒をすすめます。

 

 

酔ってなくてもはっきり見えないこの世界

酔っ払うと、いろんなことに対する認識がぼやけます。いま自分は何を思っているのか、自分の言動に対して他人はどう思っているのか。

何かにフォーカスを当てた場合、酒が入っているとその焦点はぶれます。

 

よく考えてみると、しらふの時でもなにかを勘違いすることはよくあります。

 

集合時間を一時間まちがえて相手をかなり待たせてしまった。

あの人が怒っている理由はあれだこれだといろんな妄想を膨らましていたが、実は自分が大したことはないと思っていたことが原因だった。

商品を買ったのにその品物を店においていこうとした。

 

酒がまわっていなくてもいろんなことを見誤ったり、トンチンカンなことをするのに、わざわざお酒をのんでそれに拍車をかけるのはもう嫌だなあと思いました。

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何を目指して生きていけば良いのかわからないこの世界で、ちょっとでもいろんなことをはっきりさせるために断酒する。

 

お酒を飲むということは、認識をぼやけさせようとする行為ですから、そこから離れるといろんなことがはっきり見えてきます。

 

僕は断酒して1年以上経過していますが、酒を飲んでいたときと比べると頭がシャキッとしています。決断力もついて、何かを考えるときも同じことをグルグルと考えることはなくなり、スパっと答えが見えるようになりました。

 

みなさんも、お酒から離れてみて頭のなかの霧がはれた世界を体感してみてください。

 

睡眠の質は就寝2時間前からが勝負

1号線です。

 

ブログを始めてから、割りと文字数の多い記事を書いてきたので(といってもまだ3,4記事…)、ここらで少し休憩します。

あまり飛ばしたら続きませんからね。

 

ということで、今回は睡眠がテーマ。

僕は普段の睡眠時間は4.5〜6時間程度ですが、その睡眠の質を上げるために行っていることについて語ってみます。

 

寝る2時間前は食事は取らない

これはとても気をつけています。

寝ているときには胃腸もあまり働かなくなるようで、もし寝る前に何か食べていると、翌朝お腹が気持ち悪い感じ(胃もたれに似ている)がして気分が悪いですし、またあまり眠れた感がありません。

 

食べ物を活発に消化しているときは寝付きも悪くなるそうですね。

たらふく食べたあとは、確かに寝にくいですね。

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試してみるとわかりますが、食事量と必要な睡眠時間には密接な関係があります。

食事量を減らすと睡眠時間は短くてすみます。なぜだかはっきりとは分かりませんが

(食べ物を消化する手間が軽減されるから?)、腹七分目や腹六分目などで食事量を抑えると、4時間ほどの睡眠でも日常生活や仕事、勉強などに大した支障はきたしません。

食事量が少ないと集中力も増すんですよねえ。またこの食事量と集中力についても、いつか詳しく書きたいと思っていますが。

 

部屋はだんだんと暗くするべし

明るいままだと目がさえやすいので、寝る2〜3時間まえから部屋を暗くしていき、体に「そろそろ就寝モードに入っていきますよ」という合図を送ることで、すんなりと寝付くことができます。

 

僕の場合、イケアで買った安っすい照明をつかって部屋を暗くしています。

薄暗い部屋にいるだけで、身も心もおやすみモードに入っていくことが実感できます。

 

心を空っぽにする

寝る前にあれこれ考えていては、なかなか寝付けませんし、翌朝ももんもんとした気持ちで起きることでしょう。

その日あった出来事などは後悔しても何も生まれません。

反省はするべきですが、後悔はしない。

こう自分に言い聞かせるだけで、くよくよすることがなくなり、少し気が楽になりまう。

 

僕はいつも寝る前は心を空にするために、瞑想をしています。

「瞑想」といっても、肩肘はって行うことではなく、適当に座って呼吸運動に合わせて膨らんだり、縮んだりしているお腹の動きに集中して、その感覚をとっているだけです。

 

そのときに浮かんでくる雑念は全て見送って、すぐにお腹の動きに気づいていきます。

心のおしゃべりを減らすだけで、睡眠の質はずいぶん変わってきます。

 

 

いやあ、実習後のバイトは疲れるなあ…。

今日も小食にして、瞑想して寝るとしますか。

 

 

勉強するのと身につくのとはべつもの(教科書や参考書の使い方)

1号線です。

 

前回は勉強についての根幹部分をお話しました。

itigousen.hatenablog.com

勉強するのと身につくのとはべつもの(前編) - 1号線から始まる明日

 

今日は、本当に身につく勉強法の具体例をお話していきたいと思います。

 

教科書や参考書の読み方

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 定期試験や何かの資格の試験にむけて勉強している人は、教科書や参考書などで知識を固めていくと思います。

その際に、次のようなことをしている人は要注意です。

・教科書や参考書内に蛍光マーカーでひかれた線がやたらと多い

・付せんがいっぱい貼ってある

 

 このような人の問題点は、線を引けば、付せんをつければその部分は頭に入るッ!

と、思い込んでいるということです。

 

しかもこの思い込みは、まともに勉強することから自然と離れていってしまうのです。

本当はあまり理解して覚えてないのに、線が引いてあることで理解したと思い込み、それ以上勉強しなくなるということです。

 

 昔の1号線『さあて、テスト前にもう一度参考書を見直しておくか。』

その参考書には付せんや蛍光ペンで引いた線がびっしり。

昔の1号線『うむ。これだけ勉強したんだからまあ大丈夫だろう。テストは余裕だぜ』

テスト本番で勉強していないところが出た。

昔の1号線『こんなの参考書に載っていたっけなあ?…あ!載ってんじゃん。しかもおれ、しっかり線引いてる(泣)』

 

勉強したと思っていたけど、ただ単に線を引いていただけだということです。

 

しかしこれは、教科書や参考書に載っていることの50%ぐらいしかテストに出なくて、覚えるべきところだけに線を引くということは、僕は大いに賛成です。本を開けば覚えるべきところがすぐに分かりますので、勉強の効率としてはいいと思うからです。

また、その分野の勉強を初めてまもないときで、ほとんど内容を理解していないから、最低限理解しておくべきところだけに線を引き、教科書を開いた時にそこの部分を重点的に覚えていく、という使い方もいいと思います。

僕の先輩でプリントや教科書に、いつもものすごい量の赤線を引いている先輩がいますが、その人は医学部の主席です。赤線を引いた部分は死ぬ気で覚えようとしているからです。その人の勉強している様子を見たことがありますが、まさに鬼気迫るという感じです。

 

要は、蛍光ペンで線を引いたり、付せんをはったりすることは、どのような意図があってやっているかをはっきりさせておくべきだということです。

 

僕は本に蛍光ペンでマークしても、一向に覚えられないということに気がついてからは、参考書や教科書に線を引くということをまったくしなくなりました。

それよりも、どうしてそのように考えるのかという思考のプロセスや、自分がわかりにくいと思った部分は調べてそのメモを書いておく、というように参考書をより深く読むということを意識していきました。

そうすると、単純暗記よりはるかに安定した記憶が得られるのです。

 

 

 

 

 

勉強するのと身につくのとはべつもの(お前なぁんか勘違いしとりゃせんか?)

1号線と申します。

 

さて、「勉強するのと身につくのとはべつもの」という今回のお題ですが、ようはその今やっている勉強って、本当に目的を達成するために意味があることなのか?

ということです。

 

『俺、シス単を3周するぜ。もう決めたんだ、絶対に最後までやり切るんだって…。』(シス単システム英単語の略。大学へ進学しようと思っている人なら知らない人はいない、というくらい有名な英単語帳。このシス単のボロボロ具合で、その人の学力がおおよそ推定できるとみんな思っている。)

なんてことを急に宣言する人、周りにいませんか?

それを成し遂げたあとには英語の学力がぐんと伸び、自信に満ちてキラッキラに輝いている自分を想像しながら。シス単をやり遂げたあとの自分はどうなっていると思いますか?ーまぶしくて見えない。

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しかし現実はあまりに単調な単語のられつに嫌気がさし、しまいに単語をながめてページをめくるという単なる作業になってしまう。

やっとのことで3周終わったけど、英文を読んでいると意味の分からない英単語がワンサカワンサカ。あれ?シス単3周やったのに、ぜんぜん覚えてねーじゃん。もうやめた。オイラ、やっぱりバカだったんだわ。勉強むいてねーんだわ。

 

切ない話です。似たような経験をされた方、僕の勝手な想像ですがけっこういらっしゃるんじゃないでしょうか。 

なにを隠そうこの話は高校生時代の私、1号線のことであります。

 

勉強についてはわりと辛酸をなめてきた1号線が、その経験をいかして(?)効果的な勉強方法について書いていきたいと思います。

受験勉強をがんばっている人、テスト勉強に追われている人、何かの資格を取ろうとしている人-つまり、勉強して正確な知識や考え方を身につけようとしている人へ。

これを読めば勉強についての見方がガラリと変わる!!

かもしれません。

 

 僕(1号線)の略歴

学校の成績についてです。

小学校:5段階評価だとだいたい成績表の平均は3ぐらい。5はとった記憶がない。

 

中学校:勉強すること、そして学校生活を送ることの意味を失い、無気力状態におちいる。3年間で半分は学校に行っていない。不登校から脱出して付き合った彼女がすごく勉強のできる子であったため、同じ高校に行きたいと思い猛勉強して五木の模擬試験で偏差値はなんとか50前後から60前後にあがる。※1

 

高校:高1の途中から勉強することの意味を失う。高2の冬から急に医学部に行きたいと思い、ふたたび勉強を始める。しかし成績はなかなか上がらず浪人が決まる。

 

1浪:夏明けから体調を崩して2ヶ月の間予備校を休む。そのときに医学部合格は絶望的に。

 

2浪:なんとかコツコツ勉強を続けることができて、医学部に合格する。そのときの偏差値は数学以外は70を超えていた。数学は67ぐらいだったと思う。

 

とまあ、ざっとこんな感じです。2浪目で勉強のコツをつかんで成績を上げることができました(それでもすごーくしんどかったです…。あまり思い出したくない)。

 

※1 偏差値とは、全体のなかで自分がどの位置にいるのかということを示す数値です。偏差値50だとそのテストを受けた人の中でちょうど真ん中の学力がありますということ。偏差値が70を超えると医学部以外ならだいたいどこの大学でも合格することができる、というイメージで大丈夫だと思います。

 

目的は常に意識していなければならない

 ここではどう勉強していったらよいかということを述べていきたいと思います。

なかなか自分が思っている成果を出せずにいる人は、一度その勉強は本当に成果をだすために行っているか、ということを自分に問いかけてみてほしいのです。

 

 英単語帳を3周すると宣言した人について考えてみましょう。

彼は英語の学力を伸ばしたいと思っているとは思うのですが、冷静にみてみると実はこれ「英単語帳を3周する」ということが目的になっているのです。

英語ができるようになる、という目的からは離れてしまっているのです。

 

ここがポイントです。つまり問題集を解いていくにしろ、教科書の大事なところに蛍光マーカーで色をつけるにしろ、それは本当に自分の理解や知識を深めることにつながっているのか?

こういうことを常に意識してほしいのです。

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なんとなく問題を解いて、そして答えをみて正解しているか間違っているかで一喜一憂する。

問題集にのっている問題を解くことが、あなたの目的ですか?

その科目の試験で良い結果を残すことが目的だと今一度思い出してください。

 

すると同じ問題を解くにも、そのプロセスが違ってきます。

問題を解く→どの知識、どういう考え方が自分には不足しているかを確認する→答えをみる→その問題の解説を熟読する→以前に似たような考え方をする問題を解かなかったか?→その問題をざっと見直す→必要と感じればその類題をもう一度解く

まあこれはほんの一例ですが、単に問題を解いて答えをみるということとは大きく異なると思います。

 

これはなんだか遠回りしている気がする人もいるかと思います。

しかし、いくらたくさん問題を解いたって、全く同じ問題が本番の試験で出るとは限らないわけですから(このような勉強をしている人は、本番で全く同じ問題が出ても完璧に答えることができるとは限りません。その問題の根幹部分を理解していないからです。僕にも身に覚えが…。)

どの仕事で生きていく?-歯科医師を例に

1号線です。

 

前回は

お店を出すということについて-ある美容師さんのおはなし- - 1号線から始まる明日で書いたように美容師という職業柄、独立してお店をもつということが一つの目標になるということについて書きました。

 

しかし美容院は数が多く、生き残っていくにはきびしい世界です。

そこで美容院ほどではないものの、同じく数が多くて有名な歯科医院について今回は主に書いていきたいと思います。

医療関係の仕事に興味がある人の参考になればいいなと思います。

 

ただし、僕はまだ学生であり、大学病院でしか実習していないのでそこで先生から聞く話は大学病院でのことなので、開業している人(個人で医院を開き医療を提供している人。〜クリニックなど)や市中病院などで働いている人の現状などはあまり詳しくなく、参考程度にしか書かれていませんのでご了承ください。

 

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大学病院勤務の歯科医師と医師の年収

いきなりお金の話かよと思われるかもしれませんが、この話が一番みなさんの興味があることではないかと思います。

実際僕も医学部へ行くための受験勉強で挫けそうになったとき、医者はお金がたくさんもらえるということを思い浮かべて、それをモチベーションにして頑張っていたときもあります。いやまあ、やっぱりそこは大事ですよ…ね。

歯科医師や医師という職業はやはり儲かるということやお金持ちというイメージが世間一般では通っています。

では実際どうなのか?そこをお話します。

 

ある大学病院では、歯科医師の平均年収はおよそ600万円ほどです。

そして同じ大学病院の医師の平均年収は1400万円ほどです。

*ほんの一例です。それぞれの大学病院で年収は変わってくるとは思いますが、あまり大差はないと思います。

 

サラリーマンの平均年収はだいたい500万円ほどなので、医師はその約3倍の年収ですが、歯科医師はほぼサラリーマンと同じといえます。

 

歯科医師の仕事はあとでくわしく説明しますが、医師ほど激務というわけではありません。救急車で運ばれてきた人を迅速に対応するのはまずは医師ですし、それほど緊急性が高い場面には遭遇しないことが多いです。

歯科医師でもまったく緊急性のない職業かというとそうではありませんが、医師と比べると、という話です。

 

しかし口の中の癌や顎の骨が折れた人の手術をすることもあるような、専門性の高い歯科医師という職業が、これほど年収が低いというのは正直驚きです。

 

 

大学病院での歯科医師の仕事

さきほども書いたとおり、大学病院で働いている歯科医師の仕事は口の中の癌(舌癌や歯肉癌)の早期発見や治療(抗癌剤をうったり放射線を当てたり。ときには手術もする。)、他には医師が執刀する手術の前後に口の中をチェックしたり。

 

あとは転んだりして顎の骨を折った人の整復なども行います。

他にもいろいろありますが、主に首から上の領域に関しては歯科医師が担当することが多いです。

開業している歯科医師の現状

歯医者で開業している数は、今やコンビニの数より多いです。ある駅前の歯科医院は3つ連続で隣どうしで並んでいるということもあります。

もう本当に患者の取り合いになっています。そこで開業医は治療室をすべて完全個室にしたり、針をささないで行える麻酔をしていたり、聞いた話によると治療後においしいお茶を出してくれるティータイムサービスを提供しているところもあるそうです。

そのお茶が奥様方の間から人気を得ているとか…。

 

そうしてなんとか差別化をはかって経営しているのですが、やはり開業医だけではやっていけないということで週に2日しか医院を開けずに、その他は市中病院などで働きに行っている歯科医師もいます。

本当にやりたい仕事をやる

ここまで主に歯科医師についてざっくりと書いてきましたが、今では歯科医師という職業で十分安定した収入を得て生活していくのはかなり厳しくなっているといえます。国も歯科医師が多すぎるという現状をなんとかするために、歯科医師国家試験の合格率を60%ぐらいにおさえています。ちなみに医師国家試験の合格率は90%程度です。この医師国家試験も年々合格するのがむずかしくなっていて、各大学はなんとか合格率をあげようと学内試験をきびしくして留年率をあげたりしています。このことについてはまたいつか書けたらなと思います。

 

美容師のかたに伺った話では、きびしい美容業界でも生き残っていく人はやはりはじめに描いた自分の夢を最後まで追い続けている人だということです。

 

先日歯科医師が執刀する歯肉癌の手術をみて勉強させてもらいましたが、その患者さんは早くに歯科医師に癌を発見された方です。癌はやはり早期発見が肝心です。もうちょっと早くに見つけることができれば命を救うことができたのに、という場面にはよく遭遇します。

 

また手術前後の口の中を歯科医師が徹底的にチェックして必要であれば治療することで、その後の患者さんの回復具合にかなりの差が出るということでも歯科医師の役割が重要視されています。

交通事故などで顔の骨が折れて食事ができなくなっても、なんとかものを噛んで食事できる状態まで治療することで、その患者さんは非常に喜ばれます。当たり前のことではありますが、チューブや点滴で栄養を入れられるより、自分で噛んで食事をするということは生きていく力になっていくのです。

このような治療は歯科医師と形成外科医が主に担当しています。

 

虫歯の治療や親知らずの歯の治療などはいうまでもありません。これもほうっておくと副鼻腔(鼻周辺にある顔の骨で囲まれた空洞)に感染がおきて大変なことになることもあります。虫歯をほったらかしにしている人は、早めに歯医者に行ってくださいね。

 

美容師でも医師でも歯科医師でも、本当に自分がしたい仕事-夢-を実現することができる職業であるのははっきりしています。

そういう意味では、厳しい世界だといえどもチャレンジする価値は十分にあります。

 

 

 

 

 

お店を出すということについて-ある美容師さんのおはなし-

1号線です。

 

今日は近くの美容院に行ってきました。

3ヶ月伸びっぱなしにしていた髪をさっぱりと。

 

男性なら分かると思いますが、3ヶ月散髪に行かないともうもっさもっさです。

少なくとも2ヶ月に一回は散髪にいきたいですねえ。

 

女性の方からすると「1・2ヶ月に一回の頻度で美容院に行くなんて行き過ぎ」なんて思われるかもしれませんが。男性は髪が短いのでちょっとでも伸びたらすぐにうっとうしくなってくるんですよ。

 

僕の親戚のおじさんなんて、2週間に一回のペースで散髪に行っていますからね。

さすがに2週間だとどこが伸びたんだよって話ですが…。

 

さて、そこで今日はその美容院で聞いた話を書いていきたいと思います。

 

その美容師さんは自分でお店を持ちたいとおっしゃっておりました。

美容師になるのは夢だったので、その仕事を苦痛だと思ったことはほとんどないそうですが、しいて言うなら不満は給料が安いということでした。

 

やとわれなのでそこはしかたがないと。それに残業代は出ないということです。

 

お店からしたら残業なんてするなよということらしいのですが、そんな定時に仕事をすませるなんてだいたい無理な話。

 

そこで女性のスタイリストはやめていくことが多いそうです。

大学を卒業して普通に就職した友達とお給料の面で比べられるとけっこうへこむ。

結婚・妊娠・出産などを機に退社する人も多いし。

 

しかし男性は高卒であるということや美容専門学校を卒業したということでは、他の仕事でバリバリやっていくということはかなり難しい。結婚したら家族を養うということで(今は共働きがほとんどですが)、なおさらその美容業界でやっていくしかない。

 

まあその美容師さんの一意見ですが、美容関係の仕事をなにもしらない僕でもなんとなく「つぶしがきかない」というのは分かる気がします。

 

そこで美容師の仕事をしている人は独立して自分のお店を持つという思いがふつふつとわいてくる。

 

その美容師さんがお店を出したいと思っている地域は、とある住宅街です。そこは閑静な場所で、桜の名所があり、丘を登っていくと高級住宅が並んでいるようなところです。

 

そこは美容院が少ないのかなと思って聞いてみると、そんなことはなくて美容院はいっぱいありますよと言っていました。

 

なぜそこに出したいのかというと、そこはJRの新しい駅ができて人の流れが生じ、また変わったお店を出すと丘の上のセレブなマダムたちがそのお店に行くために、丘をおりてくることが多いのだそうです。

 

そこで独自のコンセプトを提案したお店を出すことで集客を見込めるということでした。

 

今や美容院は信号機よりも多いということが分かっています(信号機の数は約20万基。ただし一つの交差点に何個か信号機があったとしてもそれらを一つと数えた場合。)

道を歩けば見かける信号機より多いって…。

密集しているところとそうでないところの違いはあるかとは思いますが、まあ多いこと。

 

そこで最近コンビニの数より多くなったと言われる歯科医院のことに話は移っていきました。

お店を数えるときになぜかコンビニと信号機が比べる対象になるんですよね。

僕は医療系の学校に通っているので医者や歯医者の話は少しは詳しいです。

 

次回は歯科医院のことについて、そして今日の美容師さんに聞いた話と医療関係の仕事を踏まえて、自分はどの職業を選ぶかということについて書いていきたいと思います。